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皮までとろける秋ナス!秋がいちばんおいしい理由
スタッフライター:こーらぼし
芋、栗、サンマ……。 秋になると食べたくなる味覚はいろいろありますが、「秋ナス」という言葉もどこか耳馴染みがあるのではないでしょうか。
スーパーに並ぶツヤツヤとした紫色のナスを見かけると、食欲の秋の到来を実感しますよね。
夏より甘みが増す秘密
夏の野菜のようなイメージの強いナスですが実は高温に弱い野菜だそう。真夏の強い日差しのもとでは皮が硬くなりやすく、実も水分を含みすぎて味が薄く感じられることも。
朝晩が涼しくなる秋は生育環境が穏やかになり、皮は薄くやわらかく、果肉には甘みや旨みがしっかりとのるといわれています。 実は繊細な野菜だったのですね…
食卓に映える!魅惑のナスの色
秋のナスは、色つやの美しさも格別。鮮やかな紫色は食卓に彩りを与え、ほかの秋の食材…きのこや秋鮭、里芋などとも相性抜群です。
料理に加えるだけで季節感がぐっと高まり、家族や友人との食卓がより華やかになります。 焼きナスなど温かい料理に仕立てれば寒くなり始める今の季節にもぴったり! 秋ナスは低カロリーながら食物繊維やカリウムを含みます。
色鮮やかな紫色の皮はポリフェノールの一種「ナスニン」が由来で、秋の食卓を健やかに彩ってくれるだけでなく栄養たっぷりの証でもあるんです。
油との相性が抜群
ナスはスポンジのように油を吸いやすい性質を持っており、炒め物や揚げ物にすると旨みがぐっと引き立ちます。
特に秋ナスは皮までやわらかいため、オリーブオイルやごま油と合わせると香ばしさとコクがプラスされ、素材の甘みをより感じられるのが魅力です。 シンプルな素揚げや焼きナスでも、油の力で味わいが深まり、満足感ある一品に仕上がります。
油の香りもダイレクトに味わえるナス料理だからこそ、油選びに少しこだわるのはいかがでしょうか!
ナスを使ったレシピをご紹介
カボチャのおやきとナスのおやき
主な材料(2人前)
1.カボチャ150g
2.ナス1個(90g)
3.小麦粉(薄力粉)150g
4.ベーキングパウダー小さじ1
作り方
1.カボチャは種とワタをとり、ラップをかけて電子レンジ(600W)で3分加熱してから、皮をむき細切りにします
2.油小さじ2で炒め、砂糖大さじ1、しょうゆ小さじ1、塩少々を加えて煮つめ3等分します
3.ナスはラップで包んで電子レンジ(600W)で2分加熱し、幅1cmの半月切りにします
4.油小さじ1で炒め、砂糖小さじ2、みそ大さじ1/2を加えて煮つめ3等分します
5.ボウルに小麦粉とベーキングパウダー、塩少々を入れ、熱湯100mlと油小さじ1を加えて混ぜます
6.台にとりだし、なめらかになるまで練ります
7.6等分し、めん棒で直径10cmにのばします
8.具を包み軽くつぶします
9.フライパンに油を薄くのばし、焼きます
10.両面に焼き色がついたら、蒸し器で中火で10分蒸します
完成!
レシピ提供:朝日新聞 料理メモ
2023年10月1日掲載 「カボチャのおやきとナスのおやき」から
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